暑い季節は草が伸びるのも早く、生きものもたくさん見つかります。 小さなお子さんが草をかき分け探していたのは、青い尻尾のトカゲでした。 青い尻尾はまだ大人になっていないニホントカゲに見られる特徴で、 大人になると尻尾も茶色くなり、光沢感のあるボディーはぷっくりとしていきます。
わんわん広場にいたこのニホントカゲも、 コオロギや蜘蛛などの豊富なエサを食べて丸々としていました。
よく「カナヘビ」と間違えられて覚えられていますが、 カナヘビの顔はもう少し恐竜らしさがあり、 尻尾も後ろ足からスッと長く伸びて見えます。 図鑑では、カナヘビの尻尾は全体長の2/3ほど。 ニホントカゲは全体の半分程度と記載されています。 どちらも東京都の希少種。 もし捕まえても、観察したあとでもといた場所に逃してあげてください。
月: 2022年8月

8月も終わる頃、目白通り沿いの緑地の中にオレンジ色のショウキズイセンが咲きました。
ショウキズイセンは彼岸花の仲間。
グループとしてはリコリスという名でも球根が売られています。
リコリスは地上部に葉がない時に花茎を伸ばし花を咲かせます。
去年も8月の終わる頃に花を咲かせていたショウキズイセン。
目白台運動公園では、これからニュッと伸ばした花茎の先に、オレンジ色のショウキズイセン、白いシロバナマンジュシャゲ、真っ赤なヒガンバナと咲いていきます。
踏圧には弱いので、緑地帯には入らないようご覧ください。
カジノキの実が熟してきました。
左側の緑色の玉に見えるものが右側のオレンジ色の果実に変わります。
このカジノキはクワ科の樹木。
熟した果実はとろりとした甘みがあるそうです。
葉っぱはゴワゴワと毛が多く、切れ込みの深い形です。
諏訪大社の神紋にもなっていて「梶の葉紋」と呼ばれています。
目白台運動公園では、駐車場と南出入り口に向かう斜面地の横で見ることができます。
目白台運動公園にはヤシ科の植物、シュロがあります。
うちわを大きくしたような硬い緑色の葉っぱが特徴的で、幹は茶色く丈夫な毛に覆われています。
幹を覆う長い毛は、箒やたわしの材料になり、造園では竹垣などにシュロ縄が利用されています。
シュロは繁殖力が強く、種子は鳥たちに運ばれていきます。また、昭和初期に庭木として流行ったトウジュロと交雑しやすく、都市部でも高さ5mを超えるシュロを見かけます。
たわわに実っていた果実を切り落とし房を持つとバナナのような重量感。大量です。
公園内にも稚樹が生えることがありますが、やたらと野生化しないように気をつけています。
特別版 緊急開催!!
自然発見塾プラスワン特別版 -セミの標本作成-
時間/11時~14時30分(昼休憩1時間)
参加者数/8家族
(8月5日現在空きありです)
参加費/1,000円(標本展脚台、昆虫針など含む)
スケジュール
11:00 セミのお話
11:30 セミ採集
12:00~13:00 昼食
(その感に採集したセミを冷蔵庫などで冷やしておく)
13:00 セミの標本作成
14:30 終了
※ 参加者は標本展脚台と一緒にセミの標本を持って帰ることが出来ます。
お申し込みは:目白台運動公園 03-3941-6153 まで
受付期間: 8:00~18:00 (8月5日、8月6日)
ひまわりが満開です。
こちらは「東北八重」という品種で、中心も花弁になっているオレンジゴールドの大きな花。
開きはじめの花を見てみると、ギュっと詰まった外側から広がってオレンジ色の花弁になっていくのがなんとも不思議です。
もう一つは「コンサートベル」という品種のひまわり。
小ぶりの花が東の出入口でいくつも咲き、通る人たちもカメラを向けています。
暑くなり、一気に背が伸びてきました。