【棕櫚(シュロ)】
目白台運動公園にはヤシ科の植物、シュロがあります。
うちわを大きくしたような硬い緑色の葉っぱが特徴的で、幹は茶色く丈夫な毛に覆われています。
幹を覆う長い毛は、箒やたわしの材料になり、造園では竹垣などにシュロ縄が利用されています。
シュロは繁殖力が強く、種子は鳥たちに運ばれていきます。また、昭和初期に庭木として流行ったトウジュロと交雑しやすく、都市部でも高さ5mを超えるシュロを見かけます。
たわわに実っていた果実を切り落とし房を持つとバナナのような重量感。大量です。
公園内にも稚樹が生えることがありますが、やたらと野生化しないように気をつけています。