ヒイラギ
節分が過ぎて、暦の上では立春を迎えました。
目白台運動公園では、みかんの木の下でヒイラギの葉が黄緑色の新葉を付けていました。
節分では、鬼を祓う豆まきが話題になりましたが、玄関先に魔除けとして飾る「柊鰯(ひいらぎいわし)」も風習として続いています。
臭いものや尖ったものは魔除けになるとされ、昔から祭事などにも利用されてきました。
「柊鰯」は、焼いたイワシの頭をヒイラギの枝に刺し、鬼が入らないようにと玄関に飾られる節分飾りです。
西日本では「焼嗅(やいかがし)」とも呼ばれるそうです。
ヒイラギはモクセイ科の樹木ですが、公園の園路沿いではよく似た名前のヒイラギナンテンが黄色い花を咲かせ始めています。
また、公園の入口では、ヒイラギナンテンと同じメギ科のホソバヒイラギナンテンが薄紫色の実が見られます。
ヒイラギ、ヒイラギナンテン、ホソバヒイラギナンテンと、似た名前の植物はそれぞれ葉の縁が尖っています。
触る時には、人間のみなさまもお気をつけください。