ふきのとう
立春が過ぎて、目白台運動公園でもふきのとうがまだ冷たい地面から頭をのぞかせていました。
少しだけ寒さが和らぎ、ここ数日で「ふきのとうを見られる場所はありますか?」
と尋ねられることが多くなりました。
公園内では数か所で見られますが、せっかくなので、園路沿いの分かりやすい場所に竹串で囲いをしてみました。
しばらくすると、地面を覗き込むご夫婦がいらして「こんなところにあるんだねぇ。」と、
文京区内でも身近に見られる春の恵みに驚いていました。
公園の入り口では、ツワブキがタネを付けていました。
ふきのとうも蕾が育ち、花が咲いた後には綿毛を付けます。
ツワブキは艶葉蕗(つやはぶき)が転じた名前と知られています。
名の通り、フキの葉よりも光沢があります。
一年を通じて見られる常緑のツワブキも、これから蕾をふくらませて葉を広げるフキも、地下茎を伸ばしながらしっかりと地面の中で春を待っています。
(ツワブキの花は12月ごろの様子です。)