月: 2023年3月

公園写真

気象庁が「東京の桜、満開」を伝えた3月22日。目白台運動公園でも満開の桜が見られました。

レンギョウやユキヤナギなどの花々にも囲まれ、お花見も気持ちよさそうでした。

午後のテニスコートでは、時おり舞う花びらに歓声が上がっていました。

一般開放日と祝日が重なり、多目的広場の芝生と桜のコントラストを、多くの方々がカメラにおさめていました。

高い枝先には、まだ蕾も残る園内の桜。

週明けには、晴れ間が多くなるようです。

満開のあとに見られる桜吹雪が楽しみですね。

(令和5年3月20日)

いつも目白台運動公園をご利用頂きありがとうございます。

3/1~20の期間で舗装工事を実施しておりました駐車場について、

工事が完了し、3/21(火祝)7:30よりご利用再開頂ける見込みとなりました。

皆様のご理解ご協力を頂き大変ありがとうございました。

なお通路に資材が残っておりますので、ガードマンが居りますが通行には十分ご注意ください。

一気に気温が上がり、日向では蕾をつけたフキノトウがぐぐっと上に伸びてきました。

こうなってくると茎も固くなり、食べごろとは言えないようです。

この状態を「とうが立つ」と言いますが、フキノトウのとう立ちとは、なんとも不思議な言葉です。

そもそも種名で言えば「フキ」というキク科の植物が蕾をつけたものがフキノトウ。

出世魚のように成長によって名前が変わるわけでもなく、山菜としての名前の方が有名なフキは珍しい植物かもしれません。

もう一つのとう立ちした植物です。

こちらは、花よりも葉っぱだけの状態がよく知られる葉ボタンです。

色づく葉の重なりを牡丹の花に見立てた名前ですが、黄色い花の蕾が見えてくると、30cmを超える高さになります。

 

キャベツやケールの仲間のアブラナ科の植物で、彩りの少ない冬の植物として江戸時代から品種改良が続けられています。

そもそも何故とう立ちの頃に茎が固くなるのかと言えば、より高い場所で花を目立たせ、多くの昆虫からの受粉を待つためです。

言いかえれば、とう立ちは植物が花を咲かせる準備ができた繁殖形態といえるかもしれません。

ぽかぽか陽気の日曜日。

ユニフォーム姿の子ども達がしゃがみ込み、ワイワイと話していました。

「見つけた?」「あっ、こっちにある!」と少し興奮して話しています。

 

 

愉しげな声に引き寄せられ、見つけたものを訊いてみると、両手に集められた「つくし」を見せてくれました。

つくしは「土筆」と書いて、その形態を教えてくれます。文字通り、土から出た筆のようです。

 

この土筆、分類で言えばシダ植物の仲間。

花は咲きませんが、胞子をつくります。

 

ちょうど筆にあたる部分が少し開いて胞子を飛ばしますが、子ども達の手の中を見ると、胞子が出た後のつくしもいくつかありました。

 

 

つくしの上では、低木の花々も一斉に咲き出しています。

新緑も柔らかな白いユキヤナギ。

丸い蕾が膨らみ、淡く咲き出すヒュウガミズキ。

小さなバナナのようなレンギョウの花も開きました。

桜の蕾もようやくほころび始め。

来週あたりまで見ごろが続きそうです。

公園の東側で駐輪場の工事が始まりました。

 

すぐ後ろには、大きく分かれた太い枝えだが、鳩にとってちょうど良い採餌場にもなっているスダジイの大木があります。

見上げるといつも気まずそうに目が合う一羽の鳩がいます。その一羽が、今日は噴水池の近くのスダジイの枝にとまっていました。

 

工事の音や振動を気にして、公園の東側から移動してきたのかもしれません。

しばらく見上げていると、二羽で羽を繕っていました。

 

鳩は粉綿羽(ふんめんう)と呼ばれる、先端が崩れて粉になる羽根を持っています。

 

羽づくろいをする鳩は、羽を整えると共に粉綿羽から出る粉を身体にまぶし、汚れを防止したり水はじきを良くしているそうです。

噴水池では、暑くなってくると水浴びをする小鳥も多くなります。

 

公園も鳥も、こまめなメンテナンスの繰り返しが大切ですね。

 

【お知らせ】パークカフェ 3月の出店予定

2023年3月5日

3月のパークカフェ出店予定をお知らせします。

※雨天時や緊急時など予告なく出店中止となることもございますので、ご了承ください。

◎Hawaiian foodtruck mystar◎

「マイスター」

■出店日時:毎週土日祝(各日11時30分~15時30分頃)

3/11(土)、18(土)、19(日)、21(祝火)

■主なメニュー

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◎ノムノム コーヒー&バレル◎

■出店日時:3/12(日)、3/21(火祝)(11時~16時頃)

■主なメニュー

 

 

 

4年ぶりの開催となる目白台運動公園防災フェス。

様々な防災体験・訓練・クイズラリーに参加して、楽しみながら「防災」について見直す機会をつくりましょう!

催事名:目白台運動公園防災フェス

日時 :令和5年3月12日(日) 10:00~12:00

※雨天中止

※雨天の場合防災クイズラリーのみ3/19(日)に順延します。

※3/20まで駐車場が工事のためご利用いただけませんのでご注意ください。

会場 :目白台運動公園 芝生広場、多目的広場、多目的室 等

協力 :関口町会、関口二・三町会、高田老松町会、目白台雑司ケ谷町会、目白台豊川町会、、目白台二丁目町会、文京区防災課、小石川消防署老松出張署所、大塚警察署、文京区アマチュア無線災害非常通信連絡会、文京区子供防災スタンダード、目白台図書館、肥後細川庭園

目白台運動公園防災フェスチラシはこちらです。

 

◆地震体験車

震度2~7のゆれを体験できます。実際の地震の際とるべき行動を学びましょう。

 

◆煙体験ハウス

火災で怖いのは煙です。煙から身を守る方法を知っておきましょう。

 

◆防災クイズラリー

5問の防災クイズにチャレンジ! 何問とけるかな? もれなく防災食の参加賞がもらえます。

 

◆AED・消火器訓練

AEDと消火器の正しい使用方法を、消防署ご指導のもと学べます。

 

◆消防車、白バイ展示

カッコいい消防車や白バイが展示されます。みんなで一緒に写真を撮ろう!

※緊急時は展示無しとなります。

 

◆防災紙しばい

目白台図書館のご協力で楽しいお話を聞いて頂けます。

10:15~、11:15~ の2回開催します。

 

このほか、D級ポンプ放水訓練、制服に着替えて写真を撮れるコーナー、

防災無線デモンストレーションや災害時に子供を守るためのパンフレット配布、

防災に関する展示コーナーも登場します。

 

皆様のご来園を心よりお待ちしております。

 

 

 

3月に入り暖かな日が続いています。

 

目白台運動公園を歩いていると、ほのかに甘く香るジンチョウゲが咲いていました。

上品な赤紫色の蕾が開くと、白い萼片がみえてきます。

雌雄異株で、日本で出回っているジンチョウゲほとんど雄の木であるため、花は咲いても種子をつける株はほとんどみられないそうです。

目白台運動公園の西にある幽霊坂では、ジンチョウゲ科の仲間ミツマタが咲いていました。

こちらの香りは控えめですが、今の時期には見つけやすい花です。

 

ミツマタは落葉樹。葉が出る前に満開になる清楚な姿もぜひご覧ください。

 

 

「せり なずな ごぎょう はこべら ほとけのざ すずな すずしろ これぞ七草」

 

人日の節句(1月7日)に食べる七草粥ですが、7種のうちのいくつかは目白台運動公園でも見られます。

子どもの頃に「ぺんぺん草」という名前で呼んでいた人もいるかもしれません。

 

これは花が終わったあとから三味線のばちのようにハート型のタネを見立てていること。

それから、ハート型のタネの長い柄を少し下げて数本をブラブラにした後で、でんでん太鼓のように茎を回すと「ぺんぺん」と小さな音が楽しめることが名前の由来です。

すっかり「ぺんぺん草」の説明になってしまいましたが、これが七草の一つ「なずな」です。

 

じつは、ナズナのように、春の七草は全てが標準和名ではありません。

学名が対応する標準和名は、七草の中ではナズナとセリだけです。

 

あとの5つは別名だったり、いくつかの種類を含む総称であったりするため、図鑑で調べてもすぐに見つかりません。

目白台運動公園には「セリ」はありませんが、「セリ科」はあります。

 

パークセンター裏の駐輪場横のフェンネル(ウイキョウ)がセリ科のハーブです。

細く切れ込んだ葉を触ると、セリ科特有の爽やかな香りを楽しむことができます。

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