月: 2023年6月

公園写真

昨年咲いたヒマワリのこぼれ種から芽吹き、この暑さでいち早く伸びたヒマワリの花が咲いています。

 

ヒマワリ(陽回り)の名の通り、太陽の当たる明るい方へと花が向き、園路からは花の真裏が見えています。

葉を見ると、ツマグロオオヨコバイがいました。

小さな子ども達からは「バナナムシ」とも呼ばれているバナナ色の虫です。

 

ツマグロとは「端黒」と書き、羽の先が黒くなっていることが由来です。

ヨコバイの仲間は農業害虫としても知られ、日本では550種類ほどが知られているそうです。

 

都市部の中では子どもにも見つけやすく、簡単に捕まえることが多い身近な昆虫です。

成虫のまま越冬するため、長い期間見られることも、身近に感じる理由の一つですね。

 

今年もラベンダーが満開になっています。

 

蒸れるのに弱いため、この勢いがあるのは今の時期だけかもしれません。

 

葉を触ってみると、少しペタペタとした手触り。

エッセンシャルオイルの爽やかな香りが感じられます。

からだの黄色いセイヨウミツバチも、蜜をもとめてやってきています。

不思議なのは、近くにいるニホンミツバチがまったくやってきていないこと。

ミツバチのなかにも、好みの蜜の味があるのでしょうか。

木のうろから出てくるニホンミツバチを追って、どんな花へ蜜を集めに行っているのか観察してみたいものです。

目白台運動公園の南門から上っていく途中。

手すりにタンポポのような綿毛を見つけました。

綿毛ならよくありますが、手すりに沿って移動しています。

綿毛が静電気でくっついているのかと見ていると、脚が見えました。

真横から撮ると、セミのような目がありました。
これは、アミガサハゴロモという昆虫。

もう少し近くで見たいと近づくと、ピョン!と跳びました。

白い綿毛は、お尻からでた蝋状の物質。
真上から見ても見事な擬態です。

この昆虫は、カシの木が好きなようで、手すりの上方にもシラカシやスダジイの大木がありました。

じっくり見ないと気づけない自然が、文京区の中にもまだまだありそうです。

先日、線状降水帯が発生し、目白台運動公園でも一時的に窓の外が白く見えるほどの雨になりました。

突然やってきた大粒の雨に、シャツの裾を絞りながら雨宿りしにくる方もいらっしゃいました。

雨が上がると、テニスコートにも大きな水たまりができていました。

公園の外では、アナベルが雨粒をたくわえていました。

園内で咲くアナベルも、ガクアジサイの見ごろを受け継ぐように満開です。

青空に揺れる真っ白な装飾花も美しいアナベル。

ガクアジサイとはまた違う、魅力ある低木ですね。

30℃近い快晴が多くなり、要望の多かった多目的広場の一般開放を増やしています。

目白台運動公園の藤棚の下では、ヘメロカリスが咲きだしました。

デイリリーと呼ばれるこの花は、英語のDay Lillyの名前の通り一日花。

たった1日でしぼんでしまいますが、朝と夕でも花弁の色が変化して見えます。
蕾は多く、次々と新しい花が咲くおかげで、長い期間見ごろが続きます。

藤棚の下にはいくつかの品種があるようですが、さすがギリシャ語のヘメロ(一日)カリス(美)から名付けられた花々。

オレンジ色の花弁が鮮やかに芝生とのコントラストをつくっています。

目白台運動公園の園路では、コクチナシの花が咲いていました。

名前の通り、葉も花も小さなクチナシの花です。

クチナシは花が終わると、着色料や漢方薬としても利用される果実が実ります。

この果実、将棋盤の4本の脚にもデザインが取り入れられているのをご存知でしょうか。

 

その理由は、勝負の場での助言をいましめる「口なし」が由来だとされています。

 

 

公園内でも、木漏れ日のもとで折将棋盤を使って対局されている方々がいて、話をする機会がありました。

 

目白台運動公園から歩いて10分ほどの江戸川橋に、翔風館将棋教室があるそうです。

また、文京区では将棋交流会という催しもあるそうです。

前回の4月8日(土)から約2カ月ぶりで、『プロジェクトワイルド自然発見塾』を開催しました。

公園内の昆虫採集では、クビキリギスやキマダラセセリ、コクワガタ、コメツキムシ、カブトムシ幼虫まで見つかり、園内の昆虫が一気に賑やかになっていました。

 

部屋では講師のヒロさんとマッキーさんが育てた、アオスジアゲハの成虫、サナギ、幼虫を観察。

さらに82mmのミヤマクワガタの標本まで見せてもらえて参加の皆さんは大喜びでした。

来月の開催は7月8日(土)。

残念ながら各回参加もすぐに定員満員となりました。

ご参加の皆さまは7月をお楽しみに。

 

 

 

「Project WILD 自然発見塾」を開催します。

講師の楽しい自然の解説を聞いたあと、園内で生き物探しをして部屋に戻って自分たちで調べたりして楽しみます。

※ 次回7月8日(土)開催の各回参加は既に定員となりました。

◎参加募集:親子2組(先着順)←定員となりました。  ※1組3名迄可(例大人1・こども1、大人2・こども1) ※4名以上ご希望は2組で申込ください。
◎日時:令和5年7月8日(土) 13時30分~15時00分 雨天決行
◎参加費:1000円/組

◎対象:生き物に興味がある5歳~小学生高学年までのお子様と保護者の方

◎持ち物等:ハンカチ・帽子・飲み物・虫取り用の網(お持ちの方のみ)

◎お申込み:パークセンターに電話にてお申込み下さい。

◎その他:雨天中止。また新型コロナウィルスの影響で中止になることもございます。
(中止の場合はHP等でお知らせします。)

指定管理者:目白台運動公園パークアップ共同体)
〒112-0015 東京都文京区目白台1-20-2
TEL:03-3941-6153 FAX:03-3941-6159

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