ヒバカリの幼蛇
先日、落ち葉を掻き分けると、ヒバカリの幼蛇(ようだ)がいました。
ヒバカリの名の由来は、咬まれると「その日ばかり」という恐ろしいものであるものの、今では、無毒で温厚な蛇だと知られています。
潜り込んでいたソメイヨシノの黄色い落葉から素早く這い出てきた幼蛇は、手のひらに入ってしまうほどの小ささでした。
ヒバカリは、大きく育っても40〜60cm程度で大型化しません。
大人になるにつれ黒っぽい体表から茶色へと変化するため、この黒色の姿を見られるのは極わずかな期間だけです。
目白台運動公園でもなかなか見つからない蛇ですが、プロジェクトワイルド自然発見塾でも見つかることがありました。
図鑑を見ると学名はHebius vibakari(ヘビウス ウィバカリ) 。
属名も種小名も、日本の言葉が由来になっています。
園内で見かけた際は、静かに見守ってあげてください。