カテゴリー: 園内記事

公園写真

肌寒い朝晩ですが、目白台運動公園ではサザンカの花が咲き、彩りを加えています。

南門から入った目立たない場所では、

同じくツバキ科の白い花チャノキが咲き始めていました。

 

「お茶」として新芽を使いますが、

鑑賞用に日本庭園でもよく植えられている低木です。

この公園にも、周りの庭園からタネが運ばれてきたのかもしれません。

蕾は丸く雪玉のようで、膨らんでくる姿にも冬の訪れを感じます。

少し下の枝に目をやると、花の近くにカマキリの卵のう(卵鞘ともいいます)がありました。

卵のうの中では、冬の寒い時期に耐え、新しい命が育まれています。

 

春、新芽が伸びだす頃には旅立ちが始まります。

目白台運動公園の入り口にはヤツデがあります。

 

花言葉は「健康」。

日陰でも大きく手を広げるように伸びる姿が、朝のラジオ体操をする子どものようです。

ヤツデの花は白く球状で、小さな花が集まった集合花です。

 

「子どもの頃は花を摘んでお手玉みたいに遊んだの。」と、来園された方が教えてくれました。

花をよく見てみると、ハエやアブがやってきていました。

 

このヤツデの花。時間差で雄から雌に変わる両性花です。

さらに、大きな白い花のまとまりの内側に、黄緑色の蕾のまとまりもありました。

次から次へ、手数を多く準備を怠りなくしている花の工夫は、人の予想を遥かに超えた戦略があります。

 

目白台運動公園の芝生には、時おり不思議なものが飛んでくることがあります。

「バルーンリリースクリップ」と書かれた紙には割れた風船が付いていました。

 

裏面を見ると、府中市の小学校が150周年の記念に飛ばしたことが印刷されていました。

一年生が丁寧に書いた文字が、空を飛んで遠く文京区まで届きました。

公園の入り口では、今年もみかんの木がたわわに実っています。

たくさんの風船が飛んでいく時、子ども達から見た景色はこんな感じだったかもしれませんね。

 

プランターのレモンの木も実なりが良く、午後にはキラキラした噴水池を背景に写真を撮って行く方も見られます。

わんわん広場でのイベント『愛犬との上手な暮らし方教室』開催のご案内です。

◎開催日時:2023/12/3(日) 10:00~12:00(受付9:30~)

◎会  場:わんわん広場(南側)

※雨天中止

※参加される方は、直接会場までお越しください。

◎参加料金:無料

◎予約不要

◎内  容
・愛犬との上手な心のつなぎ方
・犬同士の喧嘩を防ぐ初対面の挨拶方法
・愛犬のための公共マナーの守り方

◎お願い・ご注意事項

☆シーズン(発情)中のワンちゃんのご参加はご遠慮下さい。
☆リード着用。伸縮リードご利用の方は必ずストッパーをかけてご参加ください。

皆様のご参加をお待ちしております。

 

◎問い合わせ先:
イベントに関すること:NPO法人ワンワンパーティクラブ  TEL:0544-54-1578(8:30~17:30)
前日と当日     :目白台運動公園パークセンター TEL:03-3941-6153(7:30~18:30)

朝晩、長袖が必要なくらいの肌寒い日が増えてきました。

 

目白台運動公園では、どんぐりを手に歩く子どもたちも増え、すっかり秋の装いです。

芝生広場の駐車場側の通路には、小指の爪ほどのヒノキの実も落ちていました。

 

赤茶色で、割れたサッカーボールのようなこの実は、松ぼっくりと同じように割れた部分からタネが出てきます。

冷えた日には、ヒノキの実を5個くらい集めてお湯を注ぐと、ヒノキチオールの香りが立ち上がり、檜風呂にいる気分になります。

 

殺菌作用やリラックス効果を求め、手湯や足湯に使う方もいるようですね。

下の方に枝がないため、気づかれていない公園のヒノキですが、けっこうな大木です。

 

縦に長い樹皮が特徴です。葉っぱからもとても良い香りがしますよ。

芝生広場では、一部、養生のためにオレンジ色のネットで囲い、冬シバが青々と生育するのを待っています。

 

子どもたちがアゲハチョウを追いかけていくと、ネットの内側でヒラヒラと舞っていました。ひと時のサンクチュアリから子ども達を眺めているようです。

公園の入り口付近にはみかんの木が生え、プランターにもレモンの木が植えられていますが、それにしてもアゲハチョウが多く見られるのはなぜでしょう?

その謎に答えるように、タネから芽生えたカラスザンショウにアゲハチョウの幼虫が2匹見つかりました。

 

カラスザンショウもまたミカン科で、目白台運動公園には大木があります。

そこから拡がる芽生えもアゲハチョウの食環境を作っているようです。

 

成長の度合いで茶色い体表から緑色に変わるアゲハチョウの幼虫。葉っぱの中で巧く擬態していました。

 

 

遊具の周りの芝生は、あと1週間ほど養生していきます。開放されるのをお楽しみに。

幽霊坂を曲がり、目白通り沿いを歩いていると、ほのかに甘い香りを感じました。

 

小さなキンモクセイの蕾が、オレンジ色に膨らみ始めています。

目白台運動公園にはキンモクセイの生垣がいくつかあり、蕾のうちから香り出します。

東門から入ると、案内板の後ろに大きなギンモクセイもあります。

こちらは、白い蕾が膨らみはじめています。

コキアも赤く色づき、ヤブランの花が咲き、もうそろそろニシキギも色づく頃。

 

ようやく秋を感じる景色が見られそうです。

先日、落ち葉を掻き分けると、ヒバカリの幼蛇(ようだ)がいました。

ヒバカリの名の由来は、咬まれると「その日ばかり」という恐ろしいものであるものの、今では、無毒で温厚な蛇だと知られています。

潜り込んでいたソメイヨシノの黄色い落葉から素早く這い出てきた幼蛇は、手のひらに入ってしまうほどの小ささでした。

ヒバカリは、大きく育っても40〜60cm程度で大型化しません。

大人になるにつれ黒っぽい体表から茶色へと変化するため、この黒色の姿を見られるのは極わずかな期間だけです。

目白台運動公園でもなかなか見つからない蛇ですが、プロジェクトワイルド自然発見塾でも見つかることがありました。

図鑑を見ると学名はHebius vibakari(ヘビウス ウィバカリ) 。

属名も種小名も、日本の言葉が由来になっています。

園内で見かけた際は、静かに見守ってあげてください。

多目的広場でウインターオーバーシード作業が始まりました。

本日は『冬芝』の種まき作業を実施しております。

芝の種はお米のようです。同じイネ科ですものね。

10/20(金)までご利用休止となりますので、何卒よろしくお願いいたします。

目白台運動公園のわんわん広場入り口の横には、ヤブランが植えてあります。

 

細長い緑色の葉がシュッと伸び放射状に広がる中で、薄紫の花が目をひきます

近寄ってみると一つ一つの花に、コハナバチの仲間がやってきていました。

虫媒花のヤブランは、下から上へと花が咲いていく総状花序で、この一本の花茎には35〜200ほど

の花がつくそうです。

隣では斑入りのヤブランも咲いています

どちらかといえば、斑入りヤブランの方が強い日差しに強いようです。

放置していると50cm以上の大きな株になるヤブラン。緑色から紫、黒色に変わる果実は小鳥が食べにきています。

 

元々の植栽の密度や管理の仕方で、公園内でもその姿が異なる植物です。

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